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2006/01/10

「ICHIGEKI / 一撃」 と、祖母のぼやき

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ブログの更新が夜遅くなるときには仕事で忙しい時と、82歳になる祖母と映画等をテレビで見ているときなんですが、

その選択が若い。というか、82歳なんだろうか?


見ながら、とんでもない事を言い始めたり、妙に的を得ていたり、そういうところまで深読みしますか! なことも言い始める・・・。

今日は「一撃(スティーブン・セガール)」

濃いでしょ~

「一撃」、これが下手すると眠いんだな。そんなに切れのいいアクション映画ではないから。
セガールにしては、かなり地味で、おとなしい。
内容も、人身売買で売り飛ばされる子供たちを、セガールが救うという重たい物…
お得意の合気道で、さささっとはやっつけてくれない、かなり引っ張ります。ぞくぞくするサスペンスというほどの演出もなく、D級な匂いが立ち込めていく中、祖母は面白いことに気づいた。
「この映画、映像が美しい!」

おお、言われてみればそう。トルコ大使館が出てきたり、真っ白い大理石が印象的なコロシアムが出てきたり、なんだか、映像の構図もアーティスティック。

そうか、セリフを極力抑えているし、いざ格闘が始まっても、セガール強すぎて、あっさり華麗に片付くし、いわゆるアクション映画ですよ! 的なハデハデしい見せ場が無い分抑えた演出と綺麗な映像が重なって、静けさ漂う独特の空気感を出しているんだな。
(褒めすぎなんですがね・・・)


で、祖母がボソッと
「セガールも中年太りじゃねェ」
「えっ!、ばあさんあんた、セガール知ってんのかいw(°o°)w」
「つよいけえねェ。禿げたねェ」
「(・_・;)エー あんた細かいよチェック!」
ということで、かなり楽しんでいたわけです。

でまあ、ラストの美しい、鋳合い抜きよろしくな演出も決まったところで、静かに幕引き。
「テーマとか、やりよることはえげつないのに、おとなしかったねェ」
「はい、おっしゃるとおりでございます(・・;)」

でもって、ENDロールで、
なんだこの本偏で使えばいいじゃねえか!ってな激しい音楽が流れると、私より先に、
「ENDロールが一番派手じゃねェ」
っこみもはやいのかよ!ばあさん!

でまあ、この映画を見ての、祖母のしみじみいった言葉。
「ゆっくり、山の中で、木を切ったりしながらのんびり暮らすんがええねェ。世界には、恐ろしい人がおるもんじゃ」
「いや、あの映画だから。セガール映画だから、そんないしみじみ言わんでも…(・_・。)) 」


セガール映画としては「極端に強すぎなくて」私的には、好きですね、この映画。たぶん。


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